2ヶ月後のTOEICのために要点やテクニックをまとめてみた(その5:各パートに対する基本的姿勢はこれだっ!PART6 & 7)

日曜日ということもあり、バンバンエントリーしていますが、その分平日はちょっと緩めで行けたらなぁと、そんなことを考えながら。

PART6 内容把握しなくても6割は解けるという事実

PART6は、文章のところどころに穴があり、それを埋める選択肢を4つの中から1つ選ぶというものです。ちょっと例題を見てみましょうか。
サンプル問題|TOEIC Listening & Reading Test|TOEIC Program|IIBC
これを見てみますと、問題の種類には2つあることが分かります。1つは、空欄の前後だけ読めば正答を選べる文法等の知識問題、もう1つは、空欄の前後だけでは正答が導けず、前後の数パラグラフの内容を把握していないと正答に至ることが出来ない内容把握問題です。例題では最初と3番目の問題が知識問題、残り2つが内容把握問題です。この例題では逆転しているのですが、過去のTOEICの出題傾向としては、前者のような、空欄の前後だけ読めば答えることが出来る知識問題が、PART6の問題の2/3を占めているのが実態なのです。従って、PART6の6割を解くのであれば、文章全体の内容を把握する必要はないわけです。
従って、PART6の解き方としては、まず知識問題から片づけ、それから内容把握問題に取り掛かるというのでも構いません。内容把握問題と言えども、文章の内容全てをわかっていないと解けないというものでもありません。選択肢を見てから、文章からヒントを探すことを始めてもいいわけです。

とは言うものの、知識問題だからと言って簡単だというわけではありません。単語・熟語の知識や、考えられる文法問題は全て出てくると思って下さい。英文法はほとんどが中学英語で修了していますから、PART6の知識問題を解くためには、中学英語を復習するのもひとつの方法ではあります。高校の英語文法の問題集を解くのも対策になります。一方で、単語の方は、地道にコツコツと覚えていく他ないでしょう。単語対策については、別途記事を書こうと考えております。

<練習問題>
http://www.alc.co.jp/eng/toeic/tokkou/part6/
例題では最初の問題だけが文法問題でしたが、演習ではちゃんと2/3が文法問題になっていますね。

PART7 柔らかい文章の問題から始めよ

PART7には文章が1つしかないシングル・パッセージ(SP)の問題と、2つの文章から生るダブル・パッセージ(DP)の問題があるということは以前紹介いたしました。例題の方はSPの問題ですね。
IIBC|一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会
DPの方が、SPより効率よく解けることがあるというのも前回話しました。その他にも、効率よくPART7の問題を解いていく方法があります。それは、問題を選り好みするという方法です。
PART7に出てくる文章は、実に多様なものがあります。

  • 広告(商品、サービス、ツアー、)
  • 告知(フリーマーケット、ビジネスセミナー、パーティ)
  • 手紙・メール(個人や企業の送受信、内容も求人から問い合わせ、クレームまで)
  • 記事(事件の報道や有名人のインタビューなど)
  • 請求書・納品書(商品の個数や価格など、数量を問われたり、比較したり)
  • メモ(従業員に宛てたものが多い)

この中で、簡単なのは、柔らかい文章です。柔らかい文章というのは、informalな文章であり、上の例で言えば、広告や告知、私的なメールやメモがそうです。
このような文章は、記述が平易であり、何より、余り難しい単語や熟語、言い回しが少ないのです。
なので、そのような文章から順番に解いていき、堅苦しいformalな文章は後に回してしまいましょう。

<練習問題>
http://www.alc.co.jp/eng/toeic/tokkou/part7/