2ヶ月後のTOEICのために要点やテクニックをまとめてみた(その19:PART3の「次の行動」問題の手掛かりパターン)


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PART3に頻出する質問のひとつに、「この人は次に何をしそうであるか?」というものがある。実際の英文では、例えば

  • What will the man most likely do next?
  • What will the woman probably do?

などである。会話内容を承けて、話者の次の行動として最も相応しいものを選択肢から選ぶというものだ。この問いの手掛かりは会話文の後半、専ら最後及び最後から2番目の発言にあるのが定石である。そして、その表現方法も、ある程度パターンが決まってしまうのだ。今回は、そのパターンを幾つか紹介してみたい。

次の行動を示唆する表現パターン

未来表現

助動詞willや熟語be going toを使った未来表現であることが非常に多い。未来を表現する方法は他に現在進行形などがあるが、あまり見られない。特に、自分の意志を伴って行動するニュアンスを含むwillを使うことが殆どである。しかし、実際の会話文ではwillの形を保っているとは限らないので注意が必要だ。"I'll"や"you'll"などの短縮形を撮っているかもしれないので、そのようなパターンも想定しておこう。

  • 例:I'll send you some useful documents attached to an e-mail.
依頼文

「〜してもらえませんか?」という形を取ることで、次の行動を予測させる事もできる。「後でメールをいただけませんか?」「申請書を書いて貰えますか?」などの類である。実際の表現としては、

  • Please ....
  • Could you ...?

などがある。

  • 例:The preparation takes few minutes, so please wait in the lobby and read the brochure.

注意すべきことといえば、答えを選択肢から選ぶ際には、TOEIC恒例の言い換え表現を念頭に入れる他に、受け身側の表現に変わっていることもあるという事も考慮しておくと良いだろう。つまり、会話文では「メールを送るよ」とAが言っているときに、問いには「Bはこの後何をするか?」とある場合である。このようなときは、「メールを受け取る」というように、受け身側の表現に変わっていることもある。

提案文

「〜をしたらどうですか?」という表現もアリだ。多くの場合、相手はそれを承諾しているので、そうなればこの発言が答えとなる。会話文中では、

  • Why don't you ...?

の表現が多い。

  • 例:She's in charge of this field, so why don't you ask her about your problem?
Let me文

「〜させて下さい」と、次の行動をする人が自分から申し出るパターンだ。そこまで多くはないが、たまにあるので押さえておこう。