hの話 まとめ記事

「hの話」は2023年7月時点で9つの記事があります。この記事ではこれら9つの記事を整理してみます*1

hの話(その1:黙字のh)

  • 発音されない"h"についての簡単な紹介
  • ヨーロッパ諸語に限らず、日本語でも類似の現象が起きていることの紹介

lar-lan-lin.hatenablog.com

hの話(その2:音を失くしたhの役目)

  • 音価を失った"h"に与えられた役割(別の子音の表現や、母音の長音化)

lar-lan-lin.hatenablog.com

hの話(その3:hとc)

lar-lan-lin.hatenablog.com

hの話(その4:hの役割が変わった時)

  • 古代ギリシア語においてΗ(イータ)の音価がどのように変化したか(/h/音を失ったか)の紹介

lar-lan-lin.hatenablog.com

hの話(その5:日本語史におけるh)

  • 日本語において「は」「ひ」「ふ」「へ」「ほ」の音価がどのように変化したかの紹介

lar-lan-lin.hatenablog.com

hの話(その6:英語の"th"(前編))

  • 現代英語で"th"の綴りで表現される[θ]および[ð]が、どのように綴られてきたかの紹介

lar-lan-lin.hatenablog.com

hの話(その7:英語の"th"(後編))

lar-lan-lin.hatenablog.com

hの話(その8:英語の"gh"とドイツ語の"ch")

  • 祖先を同じくする英語の"gh"とドイツ語の"ch"それぞれについての音価の変化を紹介

lar-lan-lin.hatenablog.com

hの話(その9:"sh"のh)

  • 英語で[ʃ]の音価をもつ"sh"の綴りの変化について

lar-lan-lin.hatenablog.com

こうして改めて眺めてみますと、英語の"h"を含む二重音字(文字を2つ組み合わせることで、それぞれの文字がもつ音価とは異なる音価を表現する綴り)は"ph"だけ紹介できてないですね。

綴り 音価 紹介記事
ch /ʧ/, /k/ hの話(その3:hとc) - Large Language Linkage
gh ゼロ音価, /f/ hの話(その8:英語の"gh"とドイツ語の"ch") - Large Language Linkage
ph /f/ (記事なし)
sh [ʃ] hの話(その9:"sh"のh) - Large Language Linkage
th [θ], [ð], [t] hの話(その6:英語の"th"(前編)) - Large Language Linkage, hの話(その7:英語の"th"(後編)) - Large Language Linkage

*1:もっぱら自分向けの記事?