2ヶ月後のTOEICのために要点やテクニックをまとめてみた(その22:数字は言い換えられないと約束したな。あれは嘘だ。)
リスニングパートのPART3及び4では、具体的な数値を答えさせる問題がある。
- 電車は何分後に来るか?
- このセールは何日間行われるか?
- 客は最大何パーセントの割引きを受けられるか?
このような問題の答えは大方の場合、放送内で具体的な値がそのまま話される。「20分後」が答えなのであれば、放送内でほぼ必ず"after 20 minutes"や"in 20 minutes"という表現が出てくるはずだ。
しかし、一部に関しては、言い換えた形で表現されることがあり、そのような表現には注意が必要である。今回はそのような、言い換えられる可能性がある数字情報について紹介する。
リスニングパートでよく出る数字情報の言い換え表現
half
「半分の」を使って表現するタイプである。この時の具体的な数値は、何を半分にしているのかによって異なるが、選択肢を先読みしていれば何が数字情報として出てくるかはわかるので、その点は心配無用だ。多くの場合は、
- half hour → 30分
- half price → 50%割引
のどちらかである。"one and half hour"という表現が、答えの選択肢で"90 minutes"となっているということもある。選択肢にこのような数字が含まれているときは、放送に"half"が出てこないかを注意して聞くと良い。
only this, this and next
「今回だけ」「今回と次回」という表現から、「1回」「2回」という答えを導き出すタイプだ。これだけではピンと来ないと思うので、具体例を示すと、
- "These items are on sale only in this month."
とあれば、このセールが行われている期間は「1ヶ月」であることがわかる。また、
- "We have a sale in this and next week."
とあれば、このセールは「2週間」行われることが分かる。
today and tomorrow
上と似た表現であるが、この表現をもって「2日間」と答えさせるものもある。
リーディングパートでよく出る数字情報の言い換え表現
リーディングパートでも数字情報の言い換え表現は出ることがある。そして、こちらの方がリスニングパートのときより手間がかかる。何故なら、ちょっとした算数が必要なことがあるからだ。逆に、リスニングパートでの数字の言い換え表現では、計算が必要になるようなものはまずないと思って良い。リーディングパートでは、上記のリスニングパートで出るようなものの他に、次のようなタイプもあり得る。
begins from ..., will last until ....
「〜から始まり、〜まで続く」という表現で、「〜日間」と答えさせるものだ。具体的な日付が入るかもしれないし、曜日で書かれるかもしれない。いずれにせよ、あまり大きな数字が入ることはない。1桁か、多くても20未満、もしくはそれ以上のキリの良い数字であることがほとんどだ。