2ヶ月後のTOEICのために要点やテクニックをまとめてみた(その3:各パートに対する基本的姿勢はこれだっ!PART3 & PART4)

前回は各パートに対する基本的姿勢としてPART1とPART2について説明いたしました。今回は、PART3とPART4について書いていきます。

PART3とPART4は一番得点が難しいセクションです。しかし、幸いにも、両者に対する対策方法は基本的に同じなので、ここではPART3とPART4をまとめて扱います。

PART3&4 木を見て森は見るな 森は後から見えてくる

PART3は、2人の会話のやり取りが流れた後、それに関する3つの質問が流れる形式です。まずはTOEIC公式サイトで問題のサンプルを見てみましょう。

サンプル問題|TOEIC Listening & Reading Test|TOEIC Program|IIBC

問題は3つありますが、1つ目の問題と、残り2つの問題は、実は解き方が異なります。
1つ目の問題は「何故男性は女性に電話を掛けたのでしょう?」です。
一方で2つ目、3つ目の問題はそれぞれ「男性は何を受け取るのを待っているのですか?」「女性は何を訊いていますか?」です。
両者で異なるのは、正解のためのヒントの数です。
1つ目の問題は、文章全体から判断するため、ヒントは会話文の所々にあります。
一方で2つ目、3つ目の問題は、原則的にヒントは1つしかありません。
前者のような問題を「森タイプの問題」、後者のような問題を「木タイプの問題」と呼びます。
本番では「木タイプの問題」に集中して放送を聞いて下さい。
だって、「木タイプの問題」は放送の中で1回しか手がかりが出てこないのです。
一方で、「森タイプの問題」は放送の中で何回か手がかりが出てきます。
ですから、放送が流れている間は「木タイプの問題」の問題のヒントを一生懸命探していても、放送が終わった段階で「森タイプの問題」を解くことが出来るのです。
大抵の場合、3問中1問目が「森タイプの問題」、2問目、3問目が「木タイプの問題」ですから、
放送が始まる前に、特に2問目、3問目の問題文を先読みして下さい。

ここで、PART3で出題される典型的な「森タイプの問題」を幾つか紹介してみます。

  • What is the man's occupation? 「男性の職業は何か?」
  • Who are the speakers? 「話し手たちは誰か?」
  • What is the main topic of the conversation? 「会話のメイントピックは何か?」
  • Where does this conversation take place? 「この会話はどこで行われているか?」

<練習問題>
http://www.alc.co.jp/eng/toeic/tokkou/part3/
正直、最初の例題はちょっと難しめですので、答えられなくても気になさらずに。まぁ音声の内容は載っていますけど。

PART4でも対策は基本的に同じですが、放送の中身が2人の会話文から、1人の独白になります。
でも対策は同じ。放送が始まる前に設問を「森」と「木」とで見極めて、放送中は「木」に、放送後に「森」に取り掛かって下さい。

ここで、PART4で出題される典型的な「森タイプの問題」を幾つか紹介してみます。

  • What is the purpose of the message? 「このメッセージの目的は何か?」
  • Where is this talk most likely heard? 「この会話はどこで聞きそうか?」
  • Who is being introduced? 「誰が紹介されているか?」
  • Who is John Smith? 「ジョン・スミスとは何者であるか?」

<練習問題>
http://www.alc.co.jp/eng/toeic/tokkou/part4/