2ヶ月後のTOEICのために要点やテクニックをまとめてみた(その7:PART2の「わかりません」七変化)

PART2の問題文ではwh系疑問文の出題率が高いというお話は前にしました。また、これとは別に、正答の選択肢は、必ずしも問いかけに答えるとは限らないという事もお伝えしました。今回は、その「問いかけに答えない」パターンを一度整理したいと思います。

who, when, whereに対する「答えない」答え
  • "I haven't decided yet."
  • "It hasn't been decided yet."

「誰が〜」「いつ〜」「どこで〜」の質問に対して、「まだ決まってません」と答えるパターンです。
A: "Do you know who's our new boss?"
B: "I don't think it has been decided yet."
というようなのが例です。上の例のように「〜だと思います」と表現するとき、その中身が否定文の場合には、thinkの方にnotが移動するのが英語では通例です。"I think it hasn't been decided yet."も文法的には間違っていないのですが、圧倒的に"I don't think it has been decided yet."と表現される場合が多いです。

when, whereに対する「答えない」答え
  • "Let me check."


Day [009] Schedule. / Sadie Hernandez

「いつ〜」「どこで〜」の質問に対して、「調べてみます」と答えるパターンです。
A: "When will today's meeting begin?"
B: "Let me check the schedule."
が一例です。
▶"schedule"という単語は、アメリカでは「スケジュール(/skédʒuːl/)」と発音しますが、イギリスでは「シェジュール(/ʃédʒuːl/)」と読む場合があります。新TOEICでは米英加豪の4カ国の発音が流れるので、イギリス英語で"schedule"を発音されてもわかるように注意して下さい。

whyに対する「答えない」答え
  • "I have no idea."
  • "I wonder why."
  • "I haven't heard the reason."

「何故〜」の質問に対して、「さぁ」と答えるパターンです。
A: "I haven't seen John today. Do you know why he doesn't come?"
B: "No, I wonder why."
というような感じですね。

howに対する「答えない」答え
  • "John knows that."
  • "I haven't used it."

「どのように〜」に対して、「〜が知ってるよ」「私、使ったことないの」と答えるパターンです。
A: "Could you show me how to use this copy machine?"
B: "Sorry, but I have never used it."
というように、"Sorry"と文頭に入ったりもします。

間接疑問文に注意せよ

上の例で幾つか示したのですが、PART2の問題文で出題率が高いwh系疑問文ですが、必ずしもwh系の単語から始まってくれるとは限りません。間接疑問文の形で聞いてきたり、その前に一文入れてきたりします。そういう時でも、問題文を聞くと同時に、キーフレーズを脳内リピートして選択肢を聞いてくださいね。先ほどの例を使うと、
"I haven't seen John today. Do you know why he doesn't come?"
という放送を聞いたと同時に、
"why"
と頭の中で繰り返し、そのまま選択肢の放送を聴き始めて下さい。