2ヶ月後のTOEICのために要点やテクニックをまとめてみた(その28:PART1に頻出する位置関係を表す重要表現)

PART1の写真問題では、人物の様子とともに物の位置関係や状態を問われることがあります。今回は、これらに関する重要表現についていくつか紹介していきます。

位置関係を表す前置詞表現

above


The last snow of the year / selkovjr

▲雲の位置を表すのに、よく"above"は使われます。

発音は「アバブ(/əbʌ́v/)」で「〜の上方に」という意味の前置詞です。似たものに"over"がありますが、物の真上にあるのが"over"、必ずしも真上とは限らないのが"above"です。
また、文章の中では「上記の」という副詞としても使われることがあります。

beneath

発音は「ビニース(/biníːθ/)」で「〜の下に」という意味の前置詞です。これも似たものに"under"や"below"があります。"under"は物の真下、"below"は必ずしも真下とは限らない下方のという意味ですが、この"beneath"はこの2つの両方の用法ができる場合があります*1。しかし、どちらかと言うと"below"の方に近いらしく、"below"と置き換えることは出来ても、"under"とは置き換えられないという状況はよくあります。

beside

発音は、流石にいいかな。「〜のそばに」という意味で、"by"と似た意味を持っています。ニュアンスの違いとして、「横に並んで」というものを"beside"は持っています。

adjacent to

あまり見慣れない単語です、発音は「アジェイセント(/ədʒéisnt/)・トゥ」で「隣接した」という意味です。"next to"とは異なり、必ずしも隣にある必要はありません。お向かいでもOKです。

位置関係を表す副詞表現

in a row

「一列に並んで」と意味です。主に横に並んでいる様子を表すのに使います。また、この表現には別に「連続して」という意味もあり、日程などに対して使います。

  • He has worked three nights in a row
in a line

これも「一列に並んで」という意味ですが、こちらはどちらかと言うと縦に並んでいる様子を表すのに使います。
リスニングでは発音はリエゾンしますから、注意して下さい。上記2つはそれぞれ「イナロウ」「イナライン」って聞こえますよ。

side by side

こちらも「並んで」という意味ですが、これは数が少ないものが並んでいる様子にしか使われない傾向にあります。

Two clean cut male youngsters (brothers?) walking side-by-side on the beach, one with hands behind back. / mikebaird

元々の意味は「あるものの隣に」という意味ですから、2つのものが隣り合って並んでいる状態を示すのによく使われます。

*1:"beneath"の本来の意味は「真下に接触して」という意味で、「真上に接触して」という意味の"on"と対をなすものでしたが、時代が下るに連れて"under"や"below"と混同されるようになったようです。